名古屋競馬場の移転をめぐる贈収賄事件で、贈賄の罪に問われている男の裁判で検察は懲役1年6か月を求刑しました。
起訴状などによりますと、イベント会社の元社員石田竜規被告(34)は、名古屋競馬場の移転に伴うイベント業務を取引先が受注できるよう、愛知県競馬組合の元総務広報課長石黒弘喜被告(55)に依頼し、約340万円を渡した罪に問われています。
25日の裁判で検察側は「売り上げ目標の達成など、動機は勤務先の評価向上で酌むべき点はない」などとして、懲役1年6か月を求刑しました。
弁護側は「主導したのは石黒被告だった」などとして罰金刑が相当と主張しました。